小学生が中間市をモチーフにしたゲーム制作を体験するプログラムが8月4日、中間市東学童保育所(中間市中尾4)で開かれた。
児童の輪に入り声をかけるサイバーステップ取締役の齊藤徳也さん
中間市と、同市が連携協定を結ぶサイバーステップホールディングス(東京都杉並区)が主催した同イベント。夏休み中も学童保育所で過ごす児童に、普段とは異なる体験を楽しんでもらうとともに、ゲーム制作を通じてデジタル技術への関心や、仲間と協力して考えを形にする力を育もうと企画した。市内で同様の取り組みを行うのは今回が初めてで、同施設を利用する小学3、4年生30人が2部に分かれて参加した。
プログラムには、サイバーステップが企画・制作するゲーム制作プラットフォーム「TERAVIT(テラビット)」を活用。児童たちは4人ほどの班に分かれ、離れた浮島を道や橋でつなぎ、ゴールを目指すゲームを制作した。中間市公式キャラクター「なかっぱ」や垣生公園など、市内をイメージしたモチーフのほか、トラップや動く床、ダッシュリングなどの仕掛けを配置した。
会場では、児童たちがそれぞれタブレットを使い、どこに橋を架けるか、どのような仕掛けを置くかを相談しながら作業を進めた。制作中もゲームをプレーしているときのような歓声や笑い声が響き、完成した仕掛けを試しては、顔を見合わせて笑う姿が見られた。
各回の終盤には、班ごとに制作したゲームをスクリーンに映して発表。自慢のポイントや、思い通りにできなかった点などを振り返った。個性の異なるステージや予想外の仕掛けが紹介される度に会場から笑いが起こり、感想を求められた児童からは「楽しかった」「難しかった」「面白かった」「もっとこうしたかった」「もっとやりたい」などの声が次々に上がった。
サイバーステップ取締役で「TERAVIT」プロデューサーの齊藤徳也さんは、制作中も児童の輪に入り、画面をのぞき込みながら声をかけた。最後のあいさつでは、「ゲームには遊ぶ楽しさだけでなく、作る楽しさもある。どうすればゲームが面白くなるかを考えることは論理的思考につながり、勉強やスポーツなどにも生かせる」と伝えた。
ゲーム制作には一つの正解がないことにも触れ、「自分なりの答えを見つけ、挑戦を続けてほしい」と児童たちに呼びかけた。
今後について、齊藤さんは「今回限りで終わらせず、中間市で同様の取り組みを継続するとともに、日本各地でも子ども向け講座などを開き活動を広げたい」と意欲を見せる。