鍋田交差点(岡垣町鍋田)の信号機が9月10日、歩車分離式に切り替わった。
同交差点は山田小学校の通学路にあり、大型車の通行も多い。2017(平成29)年、同校PTAが歩車分離式信号の導入を求める陳情を行ったことをきっかけに、岡垣町が警察や道路管理者、県などの関係機関と現地確認や調整を重ねてきた。
町都市建設課の宮田剛考係長によると、信号機の設置や変更には交通量などの条件があり、当初は実現が難しかったという。その後も要望活動を続け、約9年を経て今回の切り替えに至った。
今回の変更に合わせ、歩行者用信号を押しボタン式にした。歩行者がボタンを押すと車両用信号が全方向で赤になり、歩行者用信号が青に変わる。ボタンを押さない場合は歩行者用信号は赤のままで、車両用信号のみが通常のサイクルで切り替わる。町は歩行者に対し、車両用信号で横断の可否を判断せず、歩行者用信号を確認するよう呼びかけている。
10日14時ごろには信号の切り替え作業が行われ、下校途中の山田小学校の児童も次々と交差点を訪れた。現地では関係者が新しい信号の使い方を説明し、児童に押しボタンを押してから横断するよう呼びかけた。児童らは見守りを受けながら、新しくなった信号を使って横断歩道を渡った。
切り替えを現地で見届けた門司晋町長は、歩行者と車両の通行時間を分けることで安全性が高まることに期待を寄せた。毎朝児童の登下校を支える見守り隊については、「本当によくしてくださっている。素晴らしい」と感謝する。
見守り隊の男性によると、同隊は4人で約10年間、朝夕の登下校時に児童の安全確保に当たってきた。4人のうち3人は80歳を超えており、今回の信号切り替えを機に活動を終える予定。男性は今後も交差点に立ち続けるという。