食べる 見る・遊ぶ

芦屋海浜公園で「あしやんキッチンBBQ」 父子で守る夏の売店

「あしやんキッチン」を運営する惣川賢さん(右)と長男の大駆(左)さん

「あしやんキッチン」を運営する惣川賢さん(右)と長男の大駆(左)さん

 芦屋海浜公園(芦屋町大字芦屋)で現在、海の売店「あしやんキッチン」が夏季限定で営業している。

「あしやんキッチンBBQ」外観

[広告]

 同店は、かつて芦屋海水浴場で営業していた「海の家」の文化を受け継ぐ形で12年前から出店している。当時、長年海の家を営んできた事業者が高齢化などを理由に撤退。芦屋町観光協会が会員に運営を呼びかけ、約5店舗が海の売店として営業を始めた。その後、出店者は徐々に減少。同協会は現在も毎年3店舗を募集しており、昨年は2店舗が出店したが、今年の申し込みは同店のみだった。

 運営するのは、遠賀町で「おんがラーメン細麺チャンポン保存会」を営む惣川賢さん。水巻町出身の惣川さんは、幼い頃から父親と貝を採ったり海水浴をしたりするため、芦屋を訪れていた。高校生の頃には、砂浜に並ぶ2階建ての海の家を見て、「免許を取ったらバイクで通い、働いてみたい」と憧れていたという。

 惣川さんは「僕にとって、遊びに行くといえば芦屋だった。大阪で料理の修業をしていた時期も、帰郷してからは夏になると芦屋の海に通っていた」と振り返る。「芦屋の海が好きだから」という理由で、当初から出店を続けてきた。

 現在は、普段オーストラリアで暮らす長男の大駆さんが7、8月の2カ月間帰国し、営業を支える。平日は大駆さんが一人で売店に立ち、土曜・日曜は従業員も加わる。惣川さんは遠賀町の店を15時に閉めた後、売店に駆け付ける。

 売店では、焼きそばやフランクフルト、飲み物、浮き輪などを販売するほか、屋根付きのバーベキュースペースを設ける。食材などを持ち込んで利用でき、料金は1人2,000円。昼の部は11時~16時、夜の部は17時~21時。中学生や高校生が自転車でかき氷を買いに訪れることもあるという。

 惣川さんは「ここに売店があることを知らない人も多い。海で遊ぶ人たちの憩いの場として知ってもらい、これからも続けられるよう奮闘したい」と話す。

 今季の営業は8月23日まで。営業状況はインスタグラムで知らせる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL