福岡県遠賀町のカレー店「カレースタジオ宮の前」(遠賀町浅木)が6月14日で1周年を迎えた。
店主は地元・遠賀町出身の岩本晃治さん。飲食業にはホールスタッフとして入り、その後、創作洋食や和食などの店を経験。カレー専門店「カレーの龍」(北九州市小倉北区)で修業を積み、若松の店舗で勤務していたが、入居していたビルの取り壊しが決まったことを機に独立を決意した。
店舗は築約40年の民家を改装したもの。知人のリフォーム業者が物件を買い取り、内装を一新した。当初はカウンター中心の小さな店を想定していたが、改装を進める中で区画が広がり、現在はテーブル16席、カウンター8席の計24席を備える。
店名の「宮の前」は、店舗周辺の古い地名に由来する。「カレースタジオ」には「研究所」の意味を込めた。岩本さんは「カレーを研究しながら、いろいろ試していける場所にしたかった」と話す。
昼はカレー専門店、夜はスパイス料理やつまみも提供する居酒屋スタイルで営業する。カレーは「カレーの龍」の流れをくむ欧風カレーをベースにしながら、地域の年配客や家族連れにも食べやすいよう、「優しく丸い味に調整している」という。
冬季限定で、「豊前海一粒かき」を使ったカキカレーも提供する。カキは小倉の西港市場まで仕入れに行くといい、岩本さんは「鮮度を見ながら仕入れている」と話す。
新メニューでは、ココナツミルクを利かせたインド風のサバカレーが好評だったことから、7月1日から通常メニューに加える予定だという。スクランブルエッグにデミグラスソースを合わせた「デミたま」は、アルバイトスタッフのアイデアから生まれた。
岩本さんは「住宅街なので夜の外食需要は多くないが、近所の方が少しずつ通ってくれるようになった。まずは昼を満席にすることが目標。地域の皆さんに愛される店にしていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は、11時~15時、17時~20時。月曜定休。