岡垣町の子どもたちが参加する「こども・若者ワークショップ2026」が8月5日、おかがき総合福祉保健センターいこいの里(岡垣町高倉)で開かれた。
まちづくりに子どもや若者の意見を反映し、社会参加のきっかけにしてもらおうと岡垣町が開く同ワークショップ。今回で3回目。今年は、「夏休みに過ごしたい居場所をつくってみよう」と題して、町内の小学4年生~高校1年生の19人が参加した。
参加者は学校や学年が偏らないよう4グループに分けられ、普段の夏休みの過ごし方、本当はどのように過ごしたいか、実現するために必要な場所などを段階的に考えた。
居場所の候補には、岡垣サンリーアイや中央公民館、学校の体育館などが挙がった。最後は「体育館を理想の居場所にするなら」を共通テーマに、参加者は体育館の図面を描いた模造紙を囲み、設けたいコーナーや必要な物など、意見を出し合った。
各グループからは、プールや映画館、ゲームコーナー、カラオケ、一人で勉強できるスペース、寝られる場所、飲食できる場所、プラネタリウムなどのアイデアが上がった。「仲良くする」「助け合う」「譲り合う」「周りの人に迷惑をかけない」など、異なる過ごし方をする人が同じ場所を利用するためのルールも考えた。
全員が初対面というグループでは開始直後は会話が少なく、「最初は静かすぎて不安だった」との声もあったが、作業が進むにつれて意見交換は活発になり、終盤には笑顔で話し合う姿が見られた。終了後、参加者からは「来年も参加したい」との声も聞かれた。
ファシリテーターを務めた岡垣町社会福祉協議会職員の田之上亮太さんは「本当に心の底にあることが知りたくて、こういう場を作った。夢みたいな話がたくさん出てきたことがうれしかった」と振り返る。「子どもたちのことを大人が全て決めるのではなく、子どもが大人に意見を言えたり、一緒に話し合えたりする時間が大切。意見を言って終わりではなく、小さなこと一つでも実現できたら」と話す。
町によると、これまでにも町長が小学校を訪問した際などに子どもたちから寄せられた体育館への空調設置を求める声が、整備を進める後押しになったという。今回まとめた模造紙は、9月17日~29日に「駅前ぎゃらり~」(海老津駅前)で、10月18日に岡垣サンリーアイ(野間1)で、それぞれ展示する。展示を見た大人から意見や感想を募り、参加者へフィードバックする予定。