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福岡・芦屋で狩尾神社再建プロジェクト発表会 町内外の参加者が未来像描く

現在の狩尾神社参道

現在の狩尾神社参道

 狩尾神社(芦屋町山鹿)再建プロジェクトのフィールドワーク発表会が6月21日、山鹿公民館で開かれた。

狩尾神社再建プロジェクト発表会の様子

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 狩尾神社は、玄界灘に面した狩尾岬に鎮座する神社。かつて旧島郷地域一帯の総鎮守として崇敬を集めたとされるが、昭和40年代の火災で社殿が焼失し、現在は社殿を持たない神社として約半世紀の時を重ねている。

 同プロジェクトには、日峯神社・狩尾神社の波多野総嗣宮司をはじめ、デザイナーの坂本大佑さん、多摩美術大学教授・文化人類学者の中村寛さんらが関わる。波多野宮司は、再建を社殿の建て直しだけにとどめず、時代に応じた神社の在り方や地域との関わりを考える機会として位置付ける。

 フィールドワークは6月20日・21日の2日間行い、参加者は4チームに分かれて芦屋町を中心とした地域を回った。狩尾神社周辺や町内に残る鳥居、地域の風景、人々の語りなどを手がかりに、神社が今後どのような場になり得るかを考えた。

 発表会では、「10年後に狩尾神社が雑誌で特集されるとしたら」という想定で、各チームがフィールドワークの成果を発表。4チームがそれぞれ10分間の持ち時間で、現地を歩いて見つけたことや、地域住民との対話から得た気づきを元に、狩尾神社の再建や地域との関わり方について提案。社殿の再建だけでなく、参道や周辺環境の整備、清掃活動を通じた地域参加の仕組み、神社を人が集う場として活用するアイデア、若い世代への伝え方などが話題に上がった。発表会には、フィールドワーク参加者のほか、地域住民や貝掛俊之芦屋町長らも参加した。

 発表後には、波多野宮司、中村さん、坂本さんがそれぞれコメントし、各チームの視点を受け止めながら、今後の再建に向けた考えを共有した。順位付けなどは行わず、参加者それぞれの視点を持ち寄りながら、狩尾神社の未来に思いを巡らせた。

 波多野宮司は「この再建は地域の誇りを取り戻し、人と人とがつながり、次の世代へと受け継がれていく未来への礎を築く挑戦と捉え、1人でも多くの方にこの活動を知っていただけたら」と話した。

 同プロジェクトでは今後、フィールドワークで得た記録や意見を整理し、狩尾神社の再建に向けた関わり方や地域への伝え方を検討していく。

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