門司晋岡垣町長が町内の小学6年生を対象に、町の現状や魅力を伝える「町長給食会」が7月5日、岡垣町立吉木小学校(岡垣町吉木西1)で行われた。
同会は、町長が小学校を訪問し、授業と給食を通じて児童と交流する取り組み。門司町長は就任以来、町内の小学6年生全クラスを回っており、本年度は吉木小、山田小、海老津小、戸切小、内浦小の5校、全11クラスを11月ごろまでに訪問する予定。
この日は同校6年2組で授業を行った。門司町長は冒頭、自身のプロフィールを紹介した後、町民アンケートを基にした住みやすさ、人口減少、町の自慢、児童が調べた町の魅力などをテーマに、児童に問いかけながらスライドを使って授業を進めた。
住みやすさについては、自然の豊かさや福岡市・北九州市への近さ、防犯体制、買い物の利便性などを挙げ、町民の85.5%が「住みやすい」と感じていることを示した。一方で、交通の便や高齢者の移動手段、働く場の確保など、町の課題にも触れた。
人口減少をテーマにした時間では、岡垣町の人口がピーク時の約3万2700人から現在は約3万1000人に減少していることや、出生数と死亡数、転入と転出の状況を説明。門司町長は「人口減少は町にとって大きな課題」とした上で、「高齢化そのものが悪いのではなく、元気に年を重ねられることが大切」と児童に伝えた。
町の自慢として取り上げたのは、地下水を中心とした水道水。町の水道水の約85%を地下水で賄っていることや、深井戸・浅井戸の仕組みを図で示した。良質な水を背景に、町内に「ぶどうの樹ワイナリー」「フクオカクラフト」「七曜酒造」などがあることも説明した。
町内の小学6年生に行った「岡垣町といえば」のアンケートでは、岡垣サンリーアイ、びわりん・びわすけ、ウミガメ、高倉びわ、ホタル、波津海岸、北斗の水くみ、三里松原などが挙がった。門司町長は、サイクリングロードや観光ステーション北斗七星など、町内の施設や観光資源についても話した。
授業後の給食時間には、門司町長が児童と同じ机に座り、給食を食べながら交流。児童からは、町長の給料、趣味、好きな食べ物、町長室の場所など幅広い質問が寄せられ、門司町長が一つ一つ答えた。児童の将来の夢を聞く場面もあり、英語教師、自衛官、ユーチューバー、野球選手、獣医師、消防士、考古学者などの声が上がった。
門司町長は「子どもたちと直接話し、給食を一緒に食べる時間は楽しい。これからも続けていきたい」と今後に意欲を見せる。