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福岡・芦屋の串揚げ店「榮壽」が移転 満席続き手狭に、元自衛官が客出迎え

「榮壽」店主の大久保悟さん

「榮壽」店主の大久保悟さん

 串揚げ店「榮壽(えいじゅ)」(芦屋町高浜)が9月18日、近隣の新店舗へ移転オープンした。

店内カウンター席

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 店主の大久保悟さんは小倉出身。19歳で航空自衛隊芦屋基地に配属され、約7年間勤務した。退職後、芦屋町でバー「来れBAR」(高浜町)を開業。約7年後、串揚げを中心に一品料理を提供する「榮壽」を開いた。

 串揚げ店を選んだ理由について、大久保さんは「当時、芦屋には串揚げの店がなかった。せっかくやるなら町にないものをやろうと思った」と振り返る。飲食店での本格的な調理経験はなく、他店の料理やインターネットなどを参考にしながら試作を重ね、メニューを作ってきたという。

 旧店舗は平日でも満席となり、来店した客が入れないことがあったほか、厨房(ちゅうぼう)も狭く、移転を決めた。新店舗はカウンター6席、小上がりにテーブル2卓12席を設ける。テーブルをつなげることで、カウンター席を含め約20人の団体利用にも対応する。

 串揚げは、豚ばら、牛ロース、鶏もも、エビ、野菜などをそろえ、全品1本100円で提供する。大久保さんは「材料費が上がっているものもあるが、串揚げの100円は変えたくない」と話す。串揚げのほか、客が好みの粗さにつぶして仕上げる「特製ポテトサラダ」(560円)、注文を受けてから炊き上げる土鍋ご飯(1合=980円)、タンしゃぶ(一人前=1,600円、要予約)なども提供する。

 米は豊前の農家から玄米で仕入れ、店で精米する。土鍋ご飯には魚沼産コシヒカリを使う。自衛隊時代には陶芸部に所属し、自ら器を作っていた経験もあるという大久保さん。器にもこだわり、信楽焼を中心にそろえる。「もともと器が好きで、気に入った器との出合いも居酒屋をやりたいと思ったきっかけの一つ。料理だけでなく、器も含めて楽しんでもらえたら」と話す。

 19歳から芦屋町で暮らす大久保さん。自衛隊時代の同僚や先輩、後輩も店を訪れ、転勤などで各地へ移った仲間が芦屋で再会する場にもなっているという。「ここがあることで、みんながまた集まれる。それが何よりもうれしい」と笑顔を見せる。

 営業時間は18時~22時。木曜・日曜定休。

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